
11月7日(土)、ちよだ南光亭が無事開催されました。準備段階からチケットの販売手法などを中心に、様々な課題や改善点が見つかり、当日は客席参加いただいた皆様や桂南光さんからも来年に向け、その改善の方法について具体的なアドバイスがいただけました。
ただし、会場は皆様のおかげで終始和やかな空気に包まれ、用意した椅子席120は、ほぼ満席。学生スタッフ一同胸をなでおろしました。
もちろん高座では桂南光さんを筆頭に熱演がつづき、落語の魅力を満喫しました。以下は当日の会場レポートです。
学生は午前9時半に集合。まずは椅子並べから!! 南光さんらも11時過ぎには会場入りされました。運営に当たる学生らへの指導も熱く、皆で汗を流しました。
椅子を並べ終え、会場入り口の「しつらえ」
会場内の最終調整。南光さんのチェックは続く
準備を終え、ちょっとだけハイ・ポーズ
いよいよ開場の時間が近づきます。舞台袖や楽屋でも学生に様々な指示が飛びます。
学生は南光さん、宗助さんと「ごあいさつ」の打ち合わせ
開演前、楽屋での1コマ
男組は駅前でチラシをもって案内
アンケート回収もばっちり!!
そして開場です
今年の「ちよだ南光亭」も、学生の「あいさつ」から始めさせていただきました。桂南光さんに感謝です……そしていよいよ開演、落語が始まります。
1回生学生による「ごあいさつ」見ているこっちがドキドキ
引き続き、桂南光さんからの「ごあいさつ」……一気に会場が引き込まれてゆくのが分かります
さあ、本番の落語!! これについては、学生のレポートと共にお伝えいたします。
とても聞きやすくて、オチもわかりやすかった。落語はごちゃごちゃしていて、オチがわかりにくいというイメージを持っていたが、気づいたら私自信笑っていた。特に知恵の足りない者が空回りして上手くいかないところが、バカだなあと思えた。本当に目の前にうどんがあるように表現された。喜怒哀楽がハッキリして、顔や体を場面ごとに柔らかく使い分けられていて、自然と話しの中に引き込まれていった。
初めて生で落語を見た。出囃子が鳴り、登場してきた落語家さんは、さすがプロという風格があった。初めに吉の丞さんが、扇子の使い方として、うどんの食べ方をやってくれた時は、本当にそこにうどんがあるように見えて、思わず「おぉ!」と声を出してしまった。
演じていただいた『時うどん』は以前にCDで聞いたことがあり、分かりやすい内容で面白かったのですが、やはり、動作がついた落語は一段と面白かった。
そして、吉の丞さんの大阪弁が、本当の大阪のおっちゃん感が出ていて、とても想像しやすかった。
お金を誤魔化す行為は出来ないが、ケチな私はこの人に出会っていたら絶対実践するだろう。
まさかの聞き間違いが起こり喧嘩になったところを、上手くオチで終わらせるところにおもしろさを感じたし、笑いの勉強にもなった。笑い=大爆笑というイメージがあったが、相手をなるほど、上手いと思わせることも笑いの一つだと思ったし、それを表現することも落語の魅力だと感じた。
寿命のせいで…。手遅れだった…。なんて跡腐れない素晴らしい言い訳なんだと驚いた。今まで、医師免許を持っておらず、危ないことをするのが藪医者だと思ってきた。
だが、藪医者は大きな病気の時には呼ばれず、風邪ぐらいの病気の時にだけお呼びにかかり動き出すので『カゼ(風)で動く=藪』なのだというのを聞いて、長年の不確かな情報が確かな情報に変わった。
ここに出てくるやぶ医者の自信が、逆に不自然で、面白みとなっていた。
松公の純粋すぎる気持ちが、思わずツッコミを入れたくなるほど、おもしろおかしかった。特に旦那が言ったことをそのまま伝えるところに、不思議と笑みがこぼれてしまった。だけどこの話しのオチは、周りの人は笑っていたが、私にとって難しかったのであまり笑えなかった。オチが難しく、理解できなかったので、もう終わったのかという気持ちになってしまった。次に聞いた時はしっかり理解できるように、もっと落語を聞いていきたいと思った。
しん吉さんの舞台裏でのイメージはすごく堅いという感じだった。しかし落語が始まると、軽やかな口調で、どこかふわふわとした雰囲気で親しみがわいた。
休憩が終わり、もうすぐ開始するというアナウンスを流す為に、舞台裏に行った。そのとき、右に左に動きながら何かぶつぶつ言っていた。そのときは分からなかったが、客席にもどり見てみると、後半に出てくる長い台詞だと分かった。その台詞を早口で何度も噛まずにしゃべっていた。いくらプロといってもやはり緊張して、直前までしっかり練習していてとても感動した。いや、ここまで練習するのがプロなのかもしれない。
私自身、この落語会冒頭の挨拶をあまり練習してなかったのがすごい恥ずかしくて、とても後悔した。
トリの南光さんの出番になり、大きな拍手が会場を響き渡った。その瞬間ワクワクする気持ちが止められなかった。どんな表現で話しを進めていくのか楽しみで、聞いてみると想像以上のおもしろさだった。
しっかりした兄貴分、出来の悪い新米、酔っ払い等、どの人にも共通点がなく1人1人がはっきりとしたキャラクターだった。特徴をしっかり捉えてあったことでリアリティが増した。話し手は1人しかいないのに、座布団の上にはいろいろな人がいて、駕籠屋のはちゃめちゃな毎日がそこには広がっていた。
「間」の使い方には驚いた。間を使わずにだらだら話していたら、聞き手は飽きてしまうし、逆に間を使いすぎては話が途切れ途切れになってしまうため、話しの内容がよくつかめない。南光さんは場面に合った適度な間の使い方をしていたので、話しのおもしろさが増したのだと思う。南光さんのレベルの高さと凄さを思い知った。
いよいよ南光さんだ。やはりつかみから面白い。最初に出てきたスーツの南光さんとは別人になったような着物を着た南光さんは、これが落語家かというオーラがあった。
なぜあんなに次々と言葉が出てくるのだろう。一言しゃべるだけで、お客さんがわっと湧く。その日にあったお客さんに合わせて、話す内容を決める。こういったことが出来ると、人を魅了することができるようになるのだろう。私もいつか注目してもらえるような話し方を目指したい。
そして、話がわかりやすく、とても想像できて、妄想が得意なので細かいところまで想像してしまった。
初めて見た落語会は予想以上に面白くて、私達の年代にも分かると感じた。
来年の落語会はさらに多くの年代層を集めたいと思った。
おかげさまで、今年の「ちよだ南光亭」無事に終えることが出来ました。開場をかたづけ、長い一日が幕を閉じました。お越しいただいた皆様。桂南光さん、宗助さん、吉の丞さん、しん吉さん。そして米朝事務所の今井社長、本当にありがとうございました。ご指摘いただいた点は改善に努めますので可能であれば、来年も是非ともよろしくお願い致します。
しっかり回収してます。アンケート
男は黙って汗を流すのみ……
南光さんと最終ミーティング「来年は、こうしよう!!」
そして皆でハイ・ポーズ!!