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研究室より

101030

レポート:
〈わたしの一週間〉はじめに

個々人の生活や日常は、小さいながらもなにかしら「公」とつながりをもち社会を構成しています。しかし、「20才前後の自分」を思い起こした時、そのような考えは希薄で、時として孤独に襲われたことを思い出します。

一方現代では、私企業といえども、社会のつながりにおいて「自分たちの立ち位置」を「公」のなかにどのように位置づけながらその活動を継続させていくのか、ということが強く問われます。画一的な商品を作れば作るだけ売れて儲かった時代、そんな社会ではなくなったからです。

いずれの場合においても、「私と公」の自己表現の質がきわめて重要で、その表現力が問われているのは間違いありません。

そこで「地域観光論」という授業において、〈わたし〉の一週間は、いかに〈公〉とつながっているのかということを考え、表現させることにしました。その理由は、小さいながらも成功を収めている地域・地方の会社やビジネスモデルは、いまや例外なく、「この位置関係」について、シビアな目を向け、表現力を高め、成功しているからです。

300字の短い作文ですが、この作業を通じて学生たちが、自分自身の生活と社会との繋がりについての感覚を養うことができればと考えています。この場で発表するのもその一環です。まだまだ未熟ですから、秀作のみを、毎週掲載していきます。ただし、添削指導は行っていませんので、その点はご容赦ください。

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写真:李有師
李有師 准教授
り・ゆうじ/1982年、27歳の時に滋賀県の比良山麓でペンションを開業する。その経営のなかで「地域観光の視点」の重要性に着眼し、86年より「暮らしと観光の並立」というコンセプトを掲げつつ、まちづくりプランナーとして活動。また94年からは同時に大阪都心で「街角のペンション」を開業、「暮らしのなかにある観光」の実証実験を続けている。

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