
最初に「ホームページ」なるものを作ったのは10年ほど前。大阪の都心で私が経営しているペンションのものを、知人の編集者に頼んで作ってもらったのでした。
恥ずかしながら、その当時のウェブに対する理解は「情報の即時発信の優位性」だけでした。しかし、その編集者は当時からウェブの特性をよく理解し、私にこう言っていました。「ウェブサイトの文章も、書籍などと同等に考えるべき。すなわち、文字情報で外部発信する際は誠実な文章表現と構成が何より重要。そこはなにも変わらない。即時性だけに注目するのは間違いです」と。
あれからずいぶん経ちましたが、最近その言葉を思い出し、「その通りだ!」と感心することしきり……なぜなら、その後3カ国語表現したサイトを新たに作ってもらい、それからはその古い方の更新はまったく行わず、破棄も同然、まったく見られていないと考えていたのです。
ところが、現在でもその古い方のサイトにアクセスがあり、意外にもよく見られているようだ、との報告を受けました。ちなみに、こんな感じです[街角のペンションLee]。
ちょっとした古さや、ほのぼの感、親近感の持てる「大阪の街ガイド」などに支持があるようです。「不器用な表現だとしても、その人の考えや体験したこと、その声が伝わるような文章には信頼感があり、好感を持たれます。そういった誠実なコンテンツを一定量積み上げていけば、時間が経過しても地道にアクセスされていくと思います」とは、編集者の意見です。
で、その編集者には今年度の後期授業からwebデザインという授業を受け持ってもらうことになりました(ちなみにこの観光コースのサイトも彼にデザインしてもらっています)。
さらに最近、またもその彼に意見されました。「そろそろブログしてみませんか」と。
そこで、今度はとっても素直に次のようなブログをはじめることにしました。名付けて……たぶん日本一小さな宿日記[http://d.hatena.ne.jp/pensionlee/]です。よかったら覗いてみてください。