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研究室より

第3回ちよだ南光亭:11月5日開催!

100818

短大生の就職活動について

4年制大学なら3回生後期からはじまる「ちかごろの就活」。様々な報道にもあるように、個人的には(わたしの子、2人もまったく同世代)とんでもなく異常なことに見え、少々異論はあるのですが、社会全体がこのようなシステムで動いている以上、この総体のなかで勝負しなくてはなりません。つまり短大(わたしのゼミ)では、1回生の後期早々には「進路を精緻に見定めなさい」と指導しています。

そこで気になるのが、1期生の現在の状況です。李ゼミの1期生中、縁故就職を表明している学生が2名。一般就職を希望している学生3名。このうち2名の学生が内定および内々定を勝ち取っています。1名については、いまだ沈思黙考中というところです。

決定した2名の行き先は、超優良な農業観光系企業と、大手旅行会社……そのものズバリの観光の現場です。これら状況を見ていて思ったことは「観光の現場で働く勇気と気概、それと少々の学力」があれば、就職戦線も怖くない、ということです。

なぜなら、4年制大学の諸君のほぼすべてが希望する「事務職」とは、完全な住み分けが出来るからです。汗を流して「働く」という覚悟があれば、ちかごろの就活にも打ち勝てる、というわけです。政府が表明している「観光の一大産業化による雇用確保」は、少々オーバーな所もありますが、全般的な流れとしては、今後5年、10年とこの流れにあるのは間違いありません。

ホワイトカラー、いわゆる事務系の職種が激減する時代に突入しているのは各種統計からも明らかで、今後ともこの傾向は顕著でしょう。つまり、なんとなく就職できた時代は終焉したのです。ですから、今後さらに「仕事への覚悟」が「若者に求められる社会」へと移行します。このような現実に目をそむけない教育が行えるか否か、大学教育にもこのようなリアリティが突きつけられています。

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写真:李有師
李有師 准教授
り・ゆうじ/1982年、27歳の時に滋賀県の比良山麓でペンションを開業する。その経営のなかで「地域観光の視点」の重要性に着眼し、86年より「暮らしと観光の並立」というコンセプトを掲げつつ、まちづくりプランナーとして活動。また94年からは同時に大阪都心で「街角のペンション」を開業、「暮らしのなかにある観光」の実証実験を続けている。

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