
すこし前に、毎日新聞の夕刊「訪ねたい:旅・まち・発見」の取材で新潟に出かけました。もうすでに、紙面化されて5/31(月)、6/7(月)と掲載されています。
毎日jpに掲載された記事は一定期間後に削除されるようです。その際はweb魚拓の方を参照ください。
そこにあった人も暮らしも消え去ってゆく──高度成長前夜の大阪を舞台に、蜃気楼のような庶民生活を描いた小説「泥の河」。新潟取材では行く先々でこの名作が頭をよぎりました。大阪に似ていたからです。
東方の山から陽が昇り、夕陽は海へ。大火で焼失した故あって歴史的街並みが少なく「文化を大切にしない」と誤解されています。さらに新潟西港は往時の川口・安治川や弁天ふ頭にそっくり。
ある年齢に達すると、その齢に重ねて「都市の記憶」をたどりはじめます。高度成長期にはなかった精神の娯楽ですね。新潟が愛おしく、大阪が恋しくなりました。