
かなり遅くなってもう新学年が始まってしまいましたが、昨年12/11(金)〜12/13(日)の2泊3日でおこなった香川県小豆島「オリーブ授業」の様子をご紹介します。
小豆島はみなさんご存じのように「オリーブの島」としても有名で、「農業による地域おこし」の先駆者といえる場所です。そんな小豆島でオリーブの栽培から商品企画・販売まですべてをおこなっている農業生産法人・井上誠耕園(小豆島一、いや日本一のオリーブ園です)さんにご協力いただきながら農業観光について学ぶ、という今回の「オリーブ授業」。観光コースの正規授業です。
園主の井上さんとわたしとの出会いは7年前。わたしが理事長として活動していたもうひとつの旅クラブ主催でおこなった、大阪都心の観光まちづくりプラグラム「中之島・舟屋プロジェクト」以来の濃密な関係です。
学生とともに出かけた小豆島は、天候にも恵まれ素晴らしい3日間となりました。さらに、受け入れていただいた井上誠耕園の皆様との現場作業を通じた交流も充実したもので、農業というものに全く知識がなく、右も左もわからないわたしたちにとって有意義な体験学習となりました。それでは、その時の様子を何枚かの写真とともにご紹介いたしましょう。
写真は、オリーブ授業の2日目の様子です。この日は朝6時に起床、7時朝食。オリーブ園での作業開始は7時30分。オリーブ畑の青空のもと朝礼で始まり、昼食をはさんで17時までびっしり汗を流し、学び取りました。
この時期、完熟したオリーブの実は「エキストラバージンオイル」という高価商品の原料になります。ですから、農園での作業は実を傷つけないよう細心の注意を払い、一つひとつ「手摘み」です。実に根気の要る収穫です。しかし、この労働達成感は何ものにも勝る学びとなりました。
さらに、ここではお見せできませんが、1日目、3日目は商品企画から製造・出荷に至るコンテンツについても内緒で触れさせていただきました。本を読むだけでは不可能な「本物の学び」に学生たちは感動いっぱいでした。
このような魅力が知れ渡っているのか、沖縄や北海道からも「このオリーブ畑で収穫がしたい」と、多くの若者が集まってきていました。これはそれらの人たちとともに、摘み取ったオリーブの実を一つひとつ選別しているところです。
井上さんの農園では、この時期「高級みかん」も収穫します。これにはハサミ使いと「みかんの見立て」に少々熟練が必要だそうです。しかし、リーダーの方に教わりながら「チョキ、チョキ」はさみの音をたてながら収穫……それが「快感」と、学生たちは大喜びでした。
はじめての「オリーブ授業」を通して、実際の「地域観光」とは何なのか、学生たちとともに肌で感じることができたと思います。今後も現場に学び、謙虚に研究してゆきたいと考えています。井上誠耕園の皆様、そしてなにより井上社長、本当にありがとうございました。